top of page

TARO

 メキシコシティにある創業1980年の日本料理店の改装プロジェクトです。オーナーのご要望は、自慢の寿司を提供できる、日本にいるかのような上質な空間。元々はメキシコの建築家に依頼していましたが、和風空間の要素を理解してもらえず、断念。計画に携わっていた日本人陶芸家がこの仕事を紹介してくれました。地元の職人の技術と素材で何が可能かを吟味した上で和を感じる空間を目指しながら、ところどころにメキシコの記号も使い二つのデザイン文化の融合を試みました。壁や天井の格子、六角形の手すり、竹をモチーフにしたウッドウォールなどが和の現代的解釈として存在。とくに試行錯誤を重ね本格的な木組みを用い制作した入口の格子戸は、お店の顔として機能します。これらと共存するように取り込まれた日本人陶芸家の手作りタイルや、メキシコの古い建物で多用された赤い火山岩"テソントレ"は、この国の建築文化へのオマージュでもあります。

《 建築概要 》
所在地:メキシコ合衆国
工事内容:改修
延面積:190㎡
設計期間:9ヶ月
工事期間:2ヶ月

《 お客様の声 》
​取材中・・・

bottom of page